明るい表情は会社の危機をも救う
このところ着慣れないスーツを身につけたフレッシュな新人さんたちを街でよく見かけます。山本も先週から新入社員研修の季節に突入しています。新人さんたちがすぐに取り組めること、それはヒューマンスキルを活かした明るい表情での元気なあいさつや、キビキビとした動作などで活動することではないでしょうか。今回は山本がよく活用する事例、明るい表情が会社を救ったストーリーをご紹介します。
お値段以上、ニトリ!の似鳥昭雄会長(当時社長)は奇想天外
2015年の4月の日本経済新聞私の履歴書の連載、似鳥昭雄会長(当時社長)の奇想天外な生き方は毎回面白くて明日はどうなるんだろうか?と多くの読者の方もそうだったように私も楽しみに新聞に目を通しておりました。数ある中の奇想天外なお話の中でヒューマンスキルの凄さが窺える場面が多数ありました。
2号店出店成功の陰には“満面の笑顔”ありだった
似鳥会長(当時社長)は2号店出店のため融資先を求めて銀金融機関を渡り歩きました。しかし、全く相手にしてもらえずある時鏡に映る自分を観ると悲壮感が漂っていたのでした。こんな顔にはお金を貸すはずもないと思い頬紅を塗り満面に笑みをたたえて地元の信用金庫に出向きました。そして、見事に融資を取り付けたのでした。
メーンバンクと主幹事が破たんしたことで3日以内の返済を迫られることに
1997年11月にニトリのメーンバンクである北海道拓殖銀行が破たんし、主幹事である山一證券までが続いて破たんしました。その時似鳥会長(当時社長)は海外で視察中だったのですが、「スイス銀行が3日以内に50億円(CB)を返済するように伝えてきました。そうしないと会社は倒産します」と、経理から連絡が入り急いで日本に戻ったのでした。
明るい表情での対応が倒産の危機をも救った
帰国後、残り2日しかなく手元の現金も資金も乏しく50億円を用立ててくれる金融機関は見つからなかったのです。そこでわずかばかりの取引しかなかったのですが、もうここしかない!と住友信託銀行へ。この時も身なりを整え、眉毛を描き、顔には頬紅、にっこり笑って面会に臨み、また見事融資の交渉に成功したのでした。
●上記の事例からもわかるようにやはり暗い顔では幸運はやってこないようです。
新人さんたちは大いに明るい表情で、新人ならではのフレッシュな風を組織に吹き込んでくださいね。新人の皆さん、笑顔で大いにご活躍ください!
※参考文献:日本経済新聞私の履歴書(2015年4月連載)
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