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2017年11月21日 (火)

間違った言葉遣い⑥ 日本語のあれこれ(15)

文明開花?、黙否権?、破天候?、これらの言葉はテレビのニュース中継やバラエティ番組の字幕に出たものだそうです。今回もクスクスと笑いながら学びました。『きょうから直したい言葉遣い~この間違いに気づくと目が覚める~』(小塚博著/文芸社)』からですが、第6章「なるほどと思わせる間違い」から一部をご紹介します。「発した言葉」と「字幕」の間違いです。

兄貴肌の監督
サッカー中継で耳にした表現。兄貴肌は聞いたことがない。選手より一回り上ぐらいだとつい言ってしまうのかもしれないが、面倒見が良く人から頼られる気性の男性に対しては「親分肌」という。

会社に席を置く
字幕にあった笑えないミス。「会社に籍を置く」が正しい。「籍」は名簿あるいは名簿に登録すること。椅子に執着があるのはわからないでもないが。

身体能力が強い選手
「強い・弱い」「大きい・小さい」「高い・低い」などの比較表現を誤用した文が時々見られる。身体は「強い」か「弱い」かだが、能力は「高い」「低い」と言う。身体能力が上回っていれば何をやらせても強いかもしれないが、この場合は「身体能力が高い選手」と言うべし。

タクシー待ちの人が路頭に迷う
2008年夏、オリンピックが近づいた北京で道路の混雑を緩和するため車両ナンバー末尾による車両の通行規則が始まったというニュースの中に、「タクシー待ちで多くの人が路頭に迷っている」というリポートがあった。末尾が奇数・偶数による総量規則で多くの人が自家用車を使えず、タクシー利用者が急増したために起きた現象なのだが、映像は多くの客が道路に溢れてタクシーを待っていると言うだけのものだった。「路頭に迷う」は生活の手段を失って困ることをいう慣用句であり、路肩で空車を探している人を表す言葉ではない。

※『きょうから直したい言葉遣い~この間違いに気づくと目が覚める~』(小塚博著/文芸社)』

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