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2021年9月

2021年9月30日 (木)

あなたは大丈夫?相手の心をくじく「駄言」

昨日、電車に乗っていると隣に座ったビジネスウーマンらしき2人の女性の会話が耳に入ってきました。聞き耳ウサギにはなりましたが、あくまでも入ってきたのです。決して盗聴ではありません。言い訳っぽい!内容はどうやら会社での愚痴ですが、男性社員についてでした。聞こえてきたのは

「あの子、男のくせにいつも言い訳するんだよね」
いや、男でなくても女でも言い訳するでしょう!と思わず一人ツッコミ。

また、「器が小さいんだよね。男は度胸がないと」
いや、女だって度胸はあった方がいいと思うけど、など、またツッコンでしまった。

関西人の筆者にはツッコミどころ満載の帰宅時間になりましたが、これらはいわゆる駄言(だげん)と言われています。
心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言(だげん)もあります。 駄言には無意識の思いこみ、特に、性別のステレオタイプによるものが多くみられるようです。

そう言えば図書館でパラパラ雑誌をめくっている時に『心をくじく発言をなくすための「#駄元辞典」』というページに出会ったのを思い出しましたので一部をご紹介です。(日経WOMAN2021.9より)皆さんもつい言っていないかチェックしてみてくださいね。

 

※女性らしさ

「女は感情的」

「女はすぐに泣くんだよな」

「あ~怒鳴ってるよ、女のヒステリーは嫌だねぇ」

 

 ※男らしさ

「男はいつまでたっても子どもだから」

「え?男なのに育休とるの?」

「デート代は男が払うの、当たり前でしょ?」

 

 ※キャリア・仕事能力

「お局」

「事務の女の子」

「あなたたちの色気があれば契約バンバン取れるね!」

 

※家事・子育て

「赤ちゃんはママがいいに決まっている」

「俺より稼げるようになったら育児手伝ってやるよ」

「あいつ時短だから使えないんだよな」

今でも古い性別役割分業意識が残る会社もありますが、世の中にはジェンダーバイアスで苦しんでいる人もいます。言葉には気をつけて人の心をくじく「駄言」にならない配慮が必要ですね。

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