あなたは大丈夫?相手の心をくじく「駄言」
昨日、電車に乗っていると隣に座ったビジネスウーマンらしき2人の女性の会話が耳に入ってきました。聞き耳ウサギにはなりましたが、あくまでも入ってきたのです。決して盗聴ではありません。言い訳っぽい!内容はどうやら会社での愚痴ですが、男性社員についてでした。聞こえてきたのは
「あの子、男のくせにいつも言い訳するんだよね」
いや、男でなくても女でも言い訳するでしょう!と思わず一人ツッコミ。
また、「器が小さいんだよね。男は度胸がないと」
いや、女だって度胸はあった方がいいと思うけど、など、またツッコンでしまった。
関西人の筆者にはツッコミどころ満載の帰宅時間になりましたが、これらはいわゆる駄言(だげん)と言われています。
心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言」(だげん)もあります。 駄言には無意識の思いこみ、特に、性別のステレオタイプによるものが多くみられるようです。
そう言えば図書館でパラパラ雑誌をめくっている時に『心をくじく発言をなくすための「#駄元辞典」』というページに出会ったのを思い出しましたので一部をご紹介です。(日経WOMAN2021.9より)皆さんもつい言っていないかチェックしてみてくださいね。
※女性らしさ
「女は感情的」
「女はすぐに泣くんだよな」
「あ~怒鳴ってるよ、女のヒステリーは嫌だねぇ」
※男らしさ
「男はいつまでたっても子どもだから」
「え?男なのに育休とるの?」
「デート代は男が払うの、当たり前でしょ?」
※キャリア・仕事能力
「お局」
「事務の女の子」
「あなたたちの色気があれば契約バンバン取れるね!」
※家事・子育て
「赤ちゃんはママがいいに決まっている」
「俺より稼げるようになったら育児手伝ってやるよ」
「あいつ時短だから使えないんだよな」
今でも古い性別役割分業意識が残る会社もありますが、世の中にはジェンダーバイアスで苦しんでいる人もいます。言葉には気をつけて人の心をくじく「駄言」にならない配慮が必要ですね。
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