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2022年7月 8日 (金)

メガネのフレームにこめられた「変身願望」とは?

前回のブログ(2022年7月2日更新)で、「似合うメガネ」「良い印象を与えるメガネ」のどちらを選ぶ・・・を取り上げる際に、以前ピックアップしておいた資料を見直したところ、その中に「メガネのフレームにこめられた『変身願望』(※)」がありました。似合う・印象をよくするとは別に、メガネに託された変身願望を今回取りあげることにします。

 

①メタルフレーㇺのメガネをかけている人は、自分をクールに見せたい:

メタル(金属)のグッズはメガネに限らず、知的・合理的なイメージを与えます。言い換えれば、冷たくてクール、人工的で、あまり人好きしないイメージかもしれません。しかし、その深層心理を探れば意外と情熱的な人が多かったりします。メタルフレームのような「硬い」ものを身に付けている人というのは、ややもすればあふれ出しそうな自分の感情をそういった硬質のアイテムで抑制しているということのようです。本人は無自覚なのでしょうが、「熱っぽさとクールさ」が同居しているということなのでしょう。

 

②太めの黒縁メガネをかけている人は、自分を「デキる人」に見せたい:

かつては「がり勉・融通のきかない正直タイプ」の定番だった黒縁メガネも、今では、若い女性のファッション・グラスとして利用されています。メイクや髪型の変化を楽しむように、若い人で縁の太いメガネを大胆にかけている人は、「自己顕示欲の旺盛なタイプ」と見ているようです。しかし、裏を返せば、それだけ素の自分に自信がないとも解釈できます。メガネや帽子は、心理学的には自分の素顔を隠す小道具であり、自分を守るプロテクターとしての意味合いを持ちますので、不安や自信のなさの現れとも受け取れます。

 

③縁なしメガネをかけている人は、自分を「そのまま」見せたい:

ファッショナブルなメガネを試してみたい、いろいろな自分を演出してみたいという願望はあっても、勇気がなくて、なかなか実践できない性格と考えられます。大幅なイメージチェンジに抵抗のある、保守的な性格がそこから読み取ることもできるでしょう。

 

④サングラスの人は、「人との関係」が不安な人:

サングラスは、瞳の色が薄い欧米人にとっては、紫外線から瞳を守る必需品ですが、瞳の濃い日本人にはどちらかというと装飾品というイメージが強いようです。ただ、サングラスには、「目(顔)を隠す」仮面としての役割も見逃せません。「顔を見られていない」という安心感からか、普段よりも大胆な行動ができるという人も多いようです。心理学的にもう少し深い意味を探りますと、「人に対して警戒心を抱いて、本心を隠そうとしている」「自分にやましいことがあって、それを見せたくない」があるそうです。格好つけていうようで、人の目を気にしている「気の小さい人」なのかもしれません。

参考文献※『得するしぐさ ダメなしぐさ』

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