サッカーの三苫選手から海外志向者へのアドバイス
【子どもたちへの3つのアドバイス】
1つ目は、「自分にしかない武器を持つこと」 三苫選手にとってそれは「ドリブル」
2つ目は、「自分を分析する力」 将来、海外に出て活躍したいのならば、自分が「なりたい姿」をイメージすることが重要になる。
3つ目は、「毎日の努力を怠らない」 将来なりたい自分になるためには、毎日少しずつ努力して成長を積み重ねていくしかない。本気で夢に向かっていくならば、1日も時間をおろそかにせずに努力できるはず。(2023年1月のJPFA最優秀選手賞受賞時)
【茶そばとパイナップルとキウイ】(小さな体の補完材となった3つの食材)
そばには、人間の体の中では生成することができず、外から摂取するしかない必須アミノ酸などが含まれている。また、筋肉などを作る要素であるたんぱく質も豊富だ。
ビタミンB1、B2といった疲労回復を促す栄養素が多いことも、練習から疲れて帰ってきた僕には最適だったのかもしれない。消化も良いので、夜食にはぴったりだと思う。
【ハンバーガーとポテト】
小学校を卒業してすぐの頃だろうか。練習前にハンバーガーとフライドポテトを食べたことがあった。すると、その日のトレーニングでは体が思うように動かず、子供ながらに「ああ、運動前に油ものは良くないな」と実感したのを覚えている。「サッカーが上手になりたい、体も強くしたい」と思っているのに、これではダメだと、ようやく気づいたのだ。
【白湯とマテ茶とナッツ】
試合に出て活躍している超一流選手がどんな食事をしているのかも研究した。現在は、朝起きた後に「白湯」を飲むことをルーティンにしている。これは先輩選手の真似だったのだが、自分なりに調べてみると、「白湯は体を温めてくれるので、血流がよくなって老廃物が体外に排出されやすくなり、胃腸を整えてくれる」ことが分かったからだ。
南米が原産の「マテ茶」を飲むようになったのも、レギュラーとして活躍している先輩にならったもの。マテ茶は鉄分が豊富で、優秀な選手を数多く輩出する南米で特に好まれている。カフェインも含まれているため集中力が高まるし、ビタミンが補給できるため疲労回復にも役立つ。栄養豊富で消化のいいナッツも、よくお菓子代わりに持って行った。
【体を回復させる4つのルーティーン】(睡眠と日光浴と昼寝とヨガ)
「動」と「静」は、表裏一体だ。体作りでも同様である。三苫は「難しいトレーニング」と同じくらい、「体を休ませる」ことも重要視している。サッカー選手にとって睡眠は本当に大切であるため、睡眠時間は9時間ぐらい取るように努めているが、なかなか難しい。それでも体を休めるために、毎日8時間は睡眠をとりたいと思っている。
【ヨガをすることで体の状態が把握できる】
朝に日光を浴びて体内時計をリセットしておけば、夜になれば自然と眠りに入りやすくなる。さらに夜はストレッチで体をリラックスさせ、時には瞑想にトライすることもある。オフの日にはヨガをすることもある。15分程度行うだけで体の可動域が広がり、有酸素運動にもなる。筋力も多少はつくが、ヨガは疲労回復の面でもちょうどいい強度になる。
※参考文献:『夢を叶える逆算思考』(三苫薫著/双葉社刊)
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