« 昭和の「キャンペー広告」代表的な3例 | トップページ | 文化勲章受章者に女性の立ち位置を見る »

2025年2月 6日 (木)

絵手紙に命を吹き込む「書」と「言葉」

国会図書館所蔵『月刊 絵手紙』 毎号掲載の「相田みつおの言葉」より抜粋

➡は、ご子息相田一人氏の誌上コメント。なお【書】中の「/」は改行部

【書】 「筆を持つということは/自分が自分をさがすための行であり/祈りである」

「筆を持つ以前の自分」という言葉が、時折父の口から出ました。「書く時だけ気合を入れてもだめだ。それ以前の自分が充実しているかどうかが大事。充実していなかったら、いくら頑張ってもいい書は書けない。書にはその人間のすべてが出てしまう」(20245月号より)

【書】 「夢はでっかく/根はふかく」

➡「大きな夢を持ちたいのなら、根が深くならなくてはいけない。根が深くなればなるほど夢も大きくなる」父が夢について語ったことです。夢というのは、父にとっては常に根と一対でした。(20246月号より)

【書】 「どう/ころん/でもおれ/のかお」

➡この作品は傲慢な開き直りと、とれなくもありません。しかし、本当はそうではなくて、自己顕示と自己嫌悪が、ごちゃ混ぜになった自画像なのです。(20249月号より)

【書】 「空を見上げてごらん/ゆったり/悠遊/雲もゆうゆう/鳥も悠遊/小さな自分がわかるから」

➡「お父さんの若い頃の書は、力強さが前面に出ているけれど、個展で飾ると会場の大きさに負けていることもあってね。それが六十を過ぎたころからは、強さが後ろに隠れるようになった分、飾ってみると壁に負けなくなってたね」。晩年の父の一面がよく出ている作品です。(202410月号より)

【書】 「おかげ/おかげ/おかげさん/合掌」

➡父は年賀状用に「寿」のろうけつ染めを創っていたようです。もう一つ年賀状によく使われたのが「おかげさん」です。「寿」と「おかげさん」は表と裏のような関係だったのかもしれません。ご縁ある方に思いを伝える意味で、年賀状は父には大切なものでした。(202411月号より)

【書】 「いのちあるかぎりは/いのちいっぱいに/生きてゆかむと/朝の筆を持つ」

➡亡くなる少し前のテレビ番組で、ナレーターの森本レオさんが30分の番組の最後にこの短歌を万感を込めた声で読みました。この歌に父の全てがあると考えたディレクターの演出でした。(20251月号より)

『絵手紙に添えたいことば』(日本絵手紙協会監修)より

本書には≪ことばいろいろ≫として23項目が紹介されている。その中から

「励まし」や「応援」を表すことば

ドンマイ/ファイト/フレーフレー/ガンパ!/ガッツ!/エール/気合/入魂/パワーアップ/元気をチャージ/大丈夫!/あなたらしく/そんなときもあるさ/心に栄養補給/のんびりと/じっくりと/無理なく/ひと息ついて/休み休み/一歩一歩/マイペースで/気分転換/心機一転/諦めないで

「きれいな様子」を表すことば

ぴかぴか/ぴっかぴか/きらきら/つやつや(艶々)/美しい/美々しい/きれい(綺麗)/可愛い/お洒落/麗しい/眩い/華やか/鮮やか/艶やか/煌びやか/嫋やか(たおやか)/淑やか/清らか/はんなり/すっきり/うっとり/見とれる/見惚れる/雅び/雅やか/上品/ビューティフル/エレガント/クール/シック/キュート/スタイリッシュ/クリーン/素敵/魅力的/カッコいい/見事/清楚/可憐/瀟洒/端整/清潔

※参考文献:『月刊 絵手紙』(日本絵手紙協会刊)

『絵手紙に添えたいことば』(日本絵手紙協会監修/成美堂出版刊)

Leaf Wrapping 山本志のぶ ホームページはこちらです

研修講師のチョットいい話/stand.fm

|

« 昭和の「キャンペー広告」代表的な3例 | トップページ | 文化勲章受章者に女性の立ち位置を見る »

マーケティング・その他」カテゴリの記事