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2025年3月18日 (火)

サルヴァトーレ・フェラガモと靴のこと

サルヴァトーレ・フェラガモが最初に靴を作ったのは9歳の時で、教会の儀式に参加する妹の靴だったという。11歳の時、自宅で靴屋を開業、15歳でアメリカのカウボーイブーツの工場で働いていた兄弟がいるボストンに渡り、その後カリフォルニアで映画の衣装として靴を製作したり、ハリウッド俳優らを顧客にし「スターの靴職人」と名声を集めた。

また彼は、足を痛めない靴を製作するため、南カリフォルニア大学で解剖学を修めた。1927年、13年間いたアメリカからイタリアに戻りフィレンツェで「サルヴァトーレ・フェラガモ」を開業。大恐慌の余波を受け1933年一度倒産するが、イランの元王妃などの王侯、インドのマハラニなどの貴族やエヴァ・ペロン等の有名人の顧客を獲得し復興した。

フェラガモの靴に関するアドバイス

「合わない靴は万病のもと」だといわれます。イタリアの有名ブランド創始者でもある伝説の靴職人、サルヴァトーレ・フェラガモの著書『夢の靴職人 フェラガモ自伝』(文藝春秋社)には、はっきりとこう書いてあります。「あなたの足が変だとすれば、それは靴が悪いからです」

フェラガモ直伝の靴選び

店員が何を言っても気にしない。

いままでの靴のサイズやフィッティングのことは忘れる。

デザインやスタイルは二の次、三の次。

完全に合う靴を見つけるには、店の外まで歩いてみる。

何よりも、欲しい靴が見つかるまで、時間をかけてじっくり探すこと。

日本のプロの見解(日本はきもの博物館提言と、東靴協会顧問・栗田昌二氏の忠告から)

試し履きのポイント

(1)つま先の前に、1センチ前後の余裕があるか。五本の指が動かせるか。足の先を靴先にぴったりつけて、踵の後ろに鉛筆一本を差し込めるほどの空きがつくれるか。親指の爪が当たる具合は悪くないか。

(2)親指の付け根から小指の付け根にかけての関節部ボールジョイント(足幅の最も広い部分)が、靴の一番広い場所と同じ位置にあるか。

(3)紐付きなら結んでみる。足の甲がぴったりフィットするか。スリッポン(靴ひもや金具が付いていないシューズ)でも同じ。

(4)土踏まずが靴の中底アーチの位置と一致し、曲面同士がよく合っているか。

(5)履き口の周りが足首に馴染んでいるか。食い込んだりしないか。外側のくるぶしは内側に比べて低いから、履き口の上端部に当たっていないか。

(6)靴と足の踵のカーブがよくフィットするか。

試し歩きのポイント

(1)なるべく硬い床の上で歩く。

(2)踵立ち、つま先立ちをしてみて、違和感や異常に締めつけられる箇所はないか。

(3)ジグザク歩きや後退など、不自然な動きをしてみる。不安定な感じがしないかどうか。

(4)靴の内側と外側を床面につけて立ってみる。足裏、土踏まずや踵に妙な圧迫はないか。

(5)ハイヒールの場合は、足踏みをしてみてヒールがぐらぐらしないか。

以上のチェックがすべて合格であることを確かめ終わって初めて、値段のことを考えるようにしましょう。

靴を選ぶのは、夕刻か夜に

朝一番や、昼休みに靴屋へ顔を出してはいけません。ウィンドウ・ショッピングなら結構ですが。足のサイズは、午後3時以降の方が朝より大きく膨らんでいる人の方が多い、というのが理由です。

※参考文献:『健康長寿は靴で決まる』(かじやますみこ著/文藝春秋社刊)

『靴の事典』(岸本孝著/市田京子監修/文園社刊)&「Wikipedia

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研修講師のチョットいい話/stand.fm

 

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