入浴死を防ぐ「風呂カラオケ」のイロハ
ひとつでも思い当ったら、風呂カラオケの始めどき
「入浴中にウトウトしてしまう」
「最近つまずきやすい」
「食事中によくムセる」。
今は問題ないかたも「転ばぬ先の杖」として、ぜひ習慣にしてください。
「浴槽で溺れる」悲劇を防ぐ、ワタナベ式「風呂カラオケ」の方法
お風呂に浸かって、好みの昭和歌謡や童謡・唱歌を3曲歌う。
持ち時間は10分以内、お湯の温度は41℃まで。
1曲目はいつも同じ定番曲でのどの調子を確かめる。
あとの2曲は自由に、唄い終えたら、ゆっくり立ち上がって浴槽から出る。
「風呂カラオケ」に適した曲
歌詞を思い出してメロディーに乗せて歌うと脳はほどよく活性化してウトウトしない。
10分以内ルールを守れば熱中症にならず、浴槽からゆっくり出るので、立ちくらみを起こして失神し溺れることもほぼ防げる。なぜ昭和歌謡や童謡・唱歌(後述)かというと、歌詞やメロディーが頭に入っているので、のどの調子に集中して、気持ちよく歌えるから。
レコード大賞受賞曲や懐メロ人気曲は、繰り返し放送されることもあり、よく覚えている。さらに、昭和のヒット歌謡曲は全般に音域広く、喜怒哀楽、愛情などの感情を豊かに歌い上げる。それにより、口まわりの筋肉やのどの筋肉、舌が活発に動き、のど筋トレーニング曲として優秀。童謡や唱歌も音域広く、楽しさや嬉しさに溢れた曲が多く、気が晴れる。
認知症の予防・リハビリのための「回想法」というトレーニング
過去のできごとを思い出して語ることで、脳の血流量が増えることが確認されている。
お風呂は個室で,だれも見ていないので、思いきり歌える。なお、うろ覚えの部分はハミングや、歌詞を「ねいねい(歌詞をつけずに「ね」と「い」だけで歌う)」に置換えて歌う。どちらも、のどに無理な力がかからない。優れたのどの筋トレです。
風呂カラオケ おすすめ曲ベスト20
【歌謡曲】
「北国の春」:出だしが高めの音で始まるので、その日ののどの調子がわかりやすい。
「涙そうそう」:メロディーがゆったり穏やかで、落ち着いて歌いやすい。
「北の国から」:歌詞に縛られないので、記憶の引き出しが次々に開き、脳が活性化する。
「襟裳岬」:歌手のしわがれ声は味わい深いが、それだけにコンプレックス感じずに歌える。
「結婚しようよ」:なんとなく歌えそうだが実は難しい。でも、一気に青春時代の気分に。
【その他 歌謡曲】
「ダンシング・オールナイト」「異邦人」「ワインレッドの心」「川の流れのように」「木綿のハンカチーフ」「昴」「天城越え」「およげ! たいやきくん」「いい湯だな」「青い山脈」「翼をください」
【童謡・唱歌】:「花」「シャボン玉」「紅葉(もみじ)」「故郷(ふるさと)」
風呂カラオケ9つのメリット
①しゃべらなかった日も、ちゃんと「発声」できる。 ②のどの調子で、「今日の健康状態」がわかる。 ➂記憶と感情が活性化し、認知症が遠ざかる。 ④ストレスがやわらぐ。 ⑤胃腸のマッサージになり、便秘解消。 ⑥よく眠れる。 ⑦声も顔も老けない。 ⑧ムセたりよろけたりしにくくなる。 ⑨入浴中に溺れない!
参考文献』:『毎日10分 長生き風呂カラオケ』(渡邊雄介(声とのどの専門医)著/中央公論新社/2024年2月10日発行)
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