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2025年10月16日 (木)

サツマイモのスイーツは進化している!

なぜ1013日が「サツマイモの日」なのか?

この日を「サツマイモの日」に命名したのは、サツマイモ愛好家が集まる埼玉県川越市の「川越いも友の会」。この会によると、10月に旬を迎えるサツマイモは「栗(九里)より(4里)うまい十三里(じゅうさんり)」と、地元で言い伝えられてきたらしい。江戸時代、川越はサツマイモの名産地で、江戸から13里(約52キロ)の地点にあったことにも因むと。

サツマイモ人気は別次元に

サツマイモを使ったスイーツは進化している。約1年前(20241114日)、川崎市の等々力緑地での「超芋まつり」には。全国から6万人を超える来場者が集まった。この「まつり」には、全国から出店した15の専門店が開くブースに、焼き芋やサツマイモを使った団子やタルト、ジェラートがすらりと並んだ。家族連れや女性客でにぎわったという。

茨城県鉾田市の「小太郎物産」が売り出したのは、地元産のべにはるかと牛乳のみで作った「飲む焼きいも」(税込み500円)。物産販売所に併設するカフェでは月に1千杯は売れ、リピーターも多い。持ち帰りのパウチ入りもあり、ポタージュなどでも楽しめるという。会社によると「食物繊維も豊富で女性に人気がある。高齢のお客さんでも飲みやすいと。

東京都台東区のさつまいも専門店では、焦し砂糖で表面がカリカリカリになったカスタードクリームのバニラアイスをのせた焼き芋ブリュレが人気だと。異業種から参入したという会社によると、2年前から地元特産のサツマイモを使って挑戦。元パティシエの店長は、「芋のほっこりする甘さを大事にしている。SNS映えもあり、若い人にも人気」と。

農水省によると、国内のサツマイモ栽培は、芋焼酎や芋けんびなどの原料に使われ、ほのかな甘みとほくほくした食感がある「コガネセンガン」が長年トップで、「芋の王者」とも呼ばれていた。しかし、最近はねっとりして甘みが強く、焼き芋に使われる「べにはるか」が増え、2022年産の栽培面積は7055haで、コガネセンガンの6613haを逆転した。

焼きいもブームの歴史

日本における焼きいも商いの歴史は300年間で、この間4回の焼きいもブームが起こった。

第1次ブーム:文化・文政期(1804年)~明治維新(1868年) 江戸時代後期は砂糖が貴重品で、甘くて安い焼きいもは老若男女、貧富を問わず大人気を博した。

第2次ブーム:明治時代~関東大震災(1923年) 明治維新以降、東京の人口急増と安い値段によって、焼きいもの需要が増大した。それに応えるために焼きいも専門店が現れる。この時代の焼きいも屋は冬期間のみの商いで、夏場はかき氷屋なども兼ねていた。

第3次ブーム:1951年~大阪万博(1970年) 1951年に「石焼き芋」の技術が開発され、「引き売り屋台」が東京に登場する。石焼きいもの大ブームは、高度経済成長期とほぼ軌を一に。1970年の大阪万博を境に、ファストフードの進出もあって衰退の道をたどる。

第4次ブーム:2003年~現在 2004年に入るとある食品会社が、東京・銀座三越に焼き芋専門店を出店し、当初、1本1200円の高値で販売。スイーツのようにおいしく、カラフルな包装袋もお客を魅了した。同社のもう一つの功績は、焼き芋の嗜好の潮流がほくほく系からしっとり・ねっとり系に移行しつつあることを感知し、新市場を開拓したこと。

参考文献:『めん文字で楽しむ 今日は何の日』(「今日は何の日?」編集委員会編/誠文堂新光社刊」

参考雑誌:『野菜情報 201511月号 焼きいもブームの歴史とその背景』(一般財団法人いも類振興会編)

参考媒体:2024115日『朝日・夕刊』「飲む焼きいも」・カリカリのブリュレ……

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