メンタルへルス対策研修

2017年3月29日 (水)

笑顔”と“笑い”の効用について④ メンタルへルスシリーズ(12)

今回は認知症とがんについてです。1月から書き続けたメンタルへルスシリーズもこれを持ちまして最終回といたします。桜も咲き初め、気候の良い季節となりました。街にはそろそろフレッシュマンの姿がお目見えしますね。寒さが苦手な山本は毎年春を心待ちにしています。陽気とともに心も身体も高揚させて過ごしたいものです。

2009年より「笑医塾」をスタートさせた高柳和江先生(医学博士・笑医塾塾長)
塾ではまる2日間に渡って笑いに関する講義や実践をする。そこに通っていた26歳の女性のピンキーさん(ニックネーム)のおばあちゃんのお話。おばあちゃんは脳梗塞を患い認知症を併発して寝たきりの状態。ピンキーさんはおばあちゃんのために何か出来ないかと塾に参加した。そこで学びおばあちゃんをほめて一緒に楽しんで笑った。

「おばあちゃんの手ってかわいいね、6人も赤ちゃん生んだんだよね、すごいね」
ピンキーさんはおばあちゃんの手を握り、毎日優しく語りかけ心からほめた。すると、寝たきりで無反応だったのおばあちゃんが4か月後、もう寝た切りの人ではなくなった。自宅から毎日息子さんの経営する小さなお土産屋さんに10分かけて歩いて通い、一日中店番をして、お客様にちゃんとつり銭もきちんと渡している。

命3か月と宣告されたすい臓がんの70歳の女性は?そうか、笑えばいいのか!
女性は通院で軽い抗がん剤治療をして家の整理などしていたら3ヶ月が過ぎた。することもなくなったので笑医の講演会にいった。話を聞いて彼女は5人の幼なじみに事情を話して、週に2回まる一日笑うために家に来てもらった。みんなで刺繍をしながら楽しいおしゃべり、とっかえひっかえ誰かが笑わせてくれて、食事をしてお茶を飲む。

笑いは効果抜群!日を追うごとにがんがどこかに行ってしまう
300あった腫瘍マーカーの数値が2週間で190に下がった。その後もどんどん数値は下がり、1年後には基準値以下になった。2年後には画像診断で腫瘤が見えなくなり6キロも太った。大きな鰻を食べ、旅行にも行き幼なじみと一緒に人生を楽しんだ。更に3年がたった時、主治医から「診断から5年が経ちました。がんが完全に消えています」と言われた。

出典:「笑医力」(高柳和江著/株式会社徳間書店)

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2017年3月23日 (木)

笑顔”と“笑い”の効用について③ メンタルへルスシリーズ(11)

前回に続いて笑顔と笑いの効用についてです。笑いによって、糖尿病、脳梗塞、がん、認知症などを克服した事例を高柳和江さん(医学博士・笑医塾塾長)が書かれた『笑医力』の著書から2回に渡りご紹介します。とても分かりやすく、病気を克服するだけではなく、日常習ちょと意識して慣づければメンタル強化にもなるお話も沢山ありました。

糖尿病、インスリン注射を打ちわすれると大変なことに!
いつもインスリン注射と決闘測定器を持ち歩いている60代の男性、血糖値を安定させるため毎日必ず朝昼晩、食事の前にインスリン注射を打っている。ある時注射を打ち忘れあわてて食後1時間の血糖値を図ったところ、244に跳ね上がっていた。(血糖値は200を超えた状態が続くと、血管を傷つけたり、膵臓を疲れさせると言われている)

糖尿病、、笑って楽しく過ごせば血糖値もぐぐっと下がる
ある日、「笑医」の講座(高柳和江さん塾長)で、その男性は1日中笑顔で楽しい気分になり、インスリン注射を打つのを忘れてしまい、懇親会では中華をたらふく食べ、ビールを2本、紹興酒をおちょこで4杯飲んでしまった。しかし、血糖値を測ってみるとなんと値は140だった。インスリン注射を打った時よりも値がぐぐっと下がっていた。

脳梗塞、マヒで口がゆがみ顔の表情が不自然に
脳梗塞で倒れた経済人類学者の栗本慎一郎さんは様々なリハビリでマヒを克服されたが、顔ははっきり左側が無表情になり、言葉を発するとき唇の右側だけが動いていて、
口が右にゆがみ、話したり笑ったりしたときに、顔の表情が不自然だった。どうすればよいか考えたところ、「マッサージをすることと、心から笑うことを」対処法とした。

脳梗塞、心から笑うことで身体のマヒも治る
わざと笑うと右の顔面しか動かない、ところが心から笑ったり微笑むと両方の筋肉が均等に動員されるのである。なぜかといえば、意識的でない笑いは大脳基底核がつかさどるが、これは体の両側を使い神経回路が違う。大脳基底核は脳の中で運動の調節を行うところで、ここからの指令が感情や行動を起こさせ、通常の指令回路と違い、意識しない天然の笑いに反応する

出典:「笑医力」(高柳和江著/株式会社徳間書店)

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2017年3月17日 (金)

笑顔”と“笑い”の効用について② メンタルへルスシリーズ(10)

前回に引き続き笑顔”と“笑い”の効用についてです。笑いは病気をも克服する効果があるようですが、様々な実験結果からその素晴らしが伝わってきます。今回はそれらをご紹介します。卒業式に入学式、謝恩会、入社式など何かと行事が多い春先ですが、皆さんのメンタルは如何ですか。笑って暮らしていますか?

よく笑う人は福が来るだけでなく死ににくい?
米国で患者さんの死亡率と絶望感について調べた研究があります。「がんかもしれない」「死ぬかもしれない」とウジウジしていると胃も痛くなり、不眠で頭痛にもなります。不眠の人はほかの病気に比べて事故率が1,4倍というくらいストレスが溜まります、絶望感が少ない人、つまり「能天気な人」は死ににくいことが分かったのです。

「笑い」とビタミンCを武器に不治の病の膠原病から奇跡的な回復をした
米国のジャーナリスト、ノーマン・カズンズは不治の病と言われた膠原病から確率500分の1という奇跡的な回復をしました。面白い本を読み、チャップリンの映画を観て、腹を抱えて10分間大笑いすると2時間痛みが消えたと言います。笑いで難病を克服したことが世界的に有名な医学雑誌に載って、「笑い」は病気を癒すものとして定着したのです。

“笑い”がリウマチ患者に好影響、26名のリウマチ患者さんが…
東京の日本医大付属病院の吉野慎市一教授(現名誉教授)が患者の「喜怒哀楽」が病気と関係があるのではないかと面白い実験をしました。病院の講堂の壇上に、紅白の幕が引かれ、金屏風が経ち、講堂が特設の高座に早変わり。患者さんは1時間余り、テレビの「笑点」という人気番組でもおなじみの林家喜久蔵さんの落語を楽しみました。

すると、落語を楽しんだ前と後では血液検査の結果が大きくに変わったのです
インターフェロン6という物質が落語を聞いてゲラゲラ笑った後は、落語を聞く前のなんと3分の1の量になったのです。そればかりか、14項目にわたる検査事項のうち多くが正常値に近づいたのです。患者さんの中には「普段なら不自由で拍手が出来ないのに、この時は音が出たし、身体も軽くなったんです」と。凄いです!

参考文献:『心とからだのオアシス~特集Ⅱ笑いの効用 人も職場も“笑医”で健康に』高柳和江著/中央労働災害防止協会発刊 :『幻寄席 笑いの効用』大島幸助著/宮帯出版社

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2017年3月 9日 (木)

“笑顔”と“笑い”の効用について① メンタルへルスシリーズ(9)

最近、販売員の方対象に「接客・接遇研修」やコールセンターのアウトバウンド「テレアポ強化研修」、インバウンド「スキルアップ研修」などが多いのですが、共通して言えることはどれも印象アップのために“笑顔”が必要ということです。そのため山本の研修の冒頭はいつも笑顔づくりからです。今回はその笑顔や笑いの効用について面白おかしく書かれている山本の大好きな齊藤茂太さんの著書からもいくつかご紹介します。

つくり笑顔でも脳は勘違いして「楽しい」と感じるのだとか
2013年5月2日の木の葉ブログに「我々は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」とジェームズ・ランゲ説について書きましたが、これも同じですね。楽しいから笑顔になるなのでなく笑顔だから楽しい!になる。それならば落ち込んでいるときこそ、つくり笑顔で脳に大いに勘違いしてもらいましょう。

“笑い”と“怒り”の関係性「一笑一若」、「一怒一老」
「一笑一若」、ひとつ笑えばひとつ若くなる。「一怒一老」、ひとつ怒ればひとつ年を取る。若さを保ちたいのなら、できるかぎり怒らないこと。怒った顔をしていると、年齢以上に噴けて見られる。笑顔を忘れて外見だけ若く見せようとしてはいけない。いい笑顔ほど年齢を隠すものはない。「いつまでもお若いですねえ」と褒められるに違いない。

あっちが痛い、こっちが痛いで笑いながら多病息災自慢でいこう
病院の待合室では日々、ご老人たちが病気の自慢合戦をやっている。「私、このところ血圧がたかくてねえ。上が150もあるんです」「あら、いいじゃありませんか。私なんて下がそのくらいですの」「私は高血圧の上に、血糖値まで高くてね。週に1度はこうやって病院通い」「週に1度?私は週に2日」「ご精がでますな。ところであなたは」

●クスッと笑えますね。山本も老後は大いに笑いながら過ごしたいと思います。健康維持にも大いに役立つ“笑い”って本当に良いですね。しかし、その反対もあって額にシワを寄せていると、何か悪いことが起こっている、心配!と脳は判断するようです。最近山本は、額に2本ほど縦ジワが…恐ろしいことです。

※参考文献:『笑うとなぜいいか?』齊藤茂太著/新講社

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2017年3月 4日 (土)

ポジティブに受け止める メンタルへルスシリーズ(8)

先日、テレビを観ていたら50歳の誕生日を迎えたサッカー選手の三浦知良さん(プロフェッショナルリーグでプレーする世界最年長のプロサッカー選手)がインタビューを受けている場面に遭遇しました。なんと50歳にして“ピンクのスーツ”という粋ないでたちで、にこやかに応対されていましたが、ピンクのスーツがあんなに似合う50歳の男性もそうそういないでしょう。

そして、山本はまさに「キングカズ」という呼び名がピッタリの三浦知良選手の素晴らしいエピソードを思い出しました。ちょうどブログにメンタルへルスについて書いていることから、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はそのエピソードについて書きます。

「カズファンには悪いけど、もう、お辞めなさい!」
山本も偶然にテレビを観ていたのですが、「サンデーモーニン」グという番組(2015年4月12日放送)で、野球評論家の張本勲さんが48歳で現役を続行するという三浦知良選手にコメント(上記)を発したのでした。「カズファンには悪いけど、もう、お辞めなさい!J2は野球でいうと2軍だから話題性がない、若い選手に席を譲ってやらないと。しがみつく必要はないでしょ、これほどの選手なんだから。指導者に」

これに対してキングカズは「光栄です」と圧巻の手のひら返し?!
「長島さんが引退して、張本さんが巨人にきた。たしか背番号は10。王さんと組んで活躍したことは今でも覚えているし、憧れていた。そんな方に言われて光栄です。激励だと思って、これからもがんばります」と憤るどころか感謝の気持ちを述べたのでした。キングカズのこのポジティブな受け止め方はお見事!としか言いようがありません。

翌週、番組の中で張本勲さんは「あっぱれ!」とエールを返した
「辞めた方がいいと言われて、普通ならクレームをつける。それをさらりとかわして、先輩からの助言だと言ってくれる。こんなこと言う人いるの? 男らしいというか腹が据わっている」と絶賛した。そして、「引退は本人が決めること。本人がやると言うのならやればいい。ケガせず元気で頑張ってほしい。カズと会ったことはありませんが食事をごちそうしたい」としてこの話題を締めくくった。

●なんとも、素敵なエピソードで山本の記憶に残っていました。三浦知良さんの受け止め方も本当に素敵ですし、それに対してきちんと自分が間違っていた、頑張ってほしいと温かいメッセージを送った張本さんも男らしいと言えますね。怒りは時にモチベーションを上げてくれることもありますが、今回のエピソードは受け止め方でこうも素晴らしい結果に。両者に「あっぱれ!」です。

参考文献:SUNSPO.COM(サンスポ)

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2017年2月25日 (土)

「キラーストレス」 メンタルへルスシリーズ(7)

皆さんは「キラーストレス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ブログ筆者は昨年偶然ですが、NHKの番組で取り上げられているのを観ました。1つのストレスではさほど負荷がかからないものの複数になると死に至ることもあるというものです。今回はその対処法のひとつであるコーピングついて分かりやすい著書がありましたのでその中からご紹介します。

幾つもストレスが重なると人の体に「ストレス反応の暴走」を引き起こす
例えば、職場の人が退突然職し補充がなく仕事の量が増え残業続きで睡眠時間の確保もままならないそんな時に親族が亡くなってしまった など。幾つもストレスが重なり体が「ストレス反応の暴走」を引き起こすと脳細胞や血管を破壊して、人を死に追い込むという詳細なメカニズムがあるそうです。

コーピングレパートリーは質より量たくさんあれば選べる
コーピングとは「ストレスに対する意図的な対処」ですが、どうにかしたい!と思って何かをすることです(ここでは行動的コーピング、実際の行動を伴うもの)。何かはたくさんあった方が良いです。ストレスに応じてさまざまなコーピングを試して、自分にあうコーピングを探します。選ぶことが大切なコーピングは「質より量」なのです。

レパートリーはしょぼいものでも大丈夫! マッチングさせてみよう
100個ぐらいは見つけておくと困らない!とにかくストレスとコーピングをマッチングさせる訳ですから、これがダメならあちらでと。「このストレスにはこのコーピングが効果的」ベストな組み合わせを見つけることです。それを検証するために「コーピング日記」をどんどん付けるとマッチングが早く、的確になっていくはずです。

ブログ筆者もレパートリーを書き出してみました
景色の良い手賀沼沿いをウォーキング シュークリームを食べる サウナに入る 
ホットヨガ、骨盤エクソサイズを受講する アロマの香りをかぐ アロマオイルを塗る 圧力鍋でカレーをつくる 自身でつくったお好み焼きを食べる お気に入りのカフェでモーニングを食べる 国会図書館に行く 日枝神社へお参りに行く 音楽を聴く 映画を観る 珈琲を飲む モロゾフのプリンを食べる ゆっくり睡眠をとる 美術館に行く その他多数

書き出すと意外にすらすらと出てきました。自分自身を知る良いきっかけにもなりますが、こうして実際に書き出して眺めてみるといかに食べることと身体を動かすことが好きかというのが改めて分かりました。上手くマッチングさせてストレス解消に努めたいものです。

※参考文献:『コーピングの優しい教科書』(伊藤絵美著/宝島社)

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2017年2月16日 (木)

ネガティブ情報は悪影響を及ぼすことばかり? メンタルへルスシリーズ(6)

今回は様々な研究結果についてですが、著書を読んでとても興味深いと思いました。やはりネガティブな事柄は何に付けても良くないようです。そして、研究結果によって、物事に対する考え方の中には健康と寿命を大きく左右するものがあることを納得しました。皆さんはポジティブ思考、それともネガティブ思考でしょうか?

ポジティブ思考がやはり長生きの秘訣
年齢を重ねることをポジティブにとらえている人は、ネガティブに捉えている人よりも長生きをするイェール大学のある有名な研究では、中年の男女を20年にわたって調査しました。その結果、中年期に年齢を重ねることをポジティブにとらえている人はネガティブに捉えている人よりも平均寿命が7.6年も長かったのです

人を信用出来る人は長生きが出来る?
「ほとんどの人は信用できる」と考えている人は、長生きする傾向にあります。デューク大学が15年かけて行った研究によると、55歳以上の成人で「人を信用できる」と思っていた人たちの60%は、15年後の研究終了時に生存していました。それとは逆に、「人は信用できない」と思っていた人たちの60%は、研究終了時にはすでに亡くなっていました。

健康増進に役立つと思われていた方法が裏目に出てしまった例
煙草の包装に警告表示の画像を載せるのは効果があるか?多くの医師が画像を見た喫煙者は欲求が治まって禁煙したくなるだとうと答えます。どころが、ショッキングな恐ろしい画像、病院のベッドで死にかけている肺がん患者の画像などを見せられると、喫煙者は帰って猛烈に煙草を吸いたくなくなってしまうのです。

その理由とは?
喫煙者は画像を見せられると恐怖に襲われます。不安な気持ちを落ち着かせるためには、煙草を吸うより他にいい方法がないからです。喫煙者は恐怖を感じれば禁煙に繋がる行動をとるはず、という医師たちの予想に反して、ただ恐怖から逃れようとするだけだったのです。

恥をかくと「自己破壊的な行動」に走ってしまう
不健康な習慣のある人たちに恥をかかせることです。カリフォルニア大学サンダーバーバラ校で行われたある実験。肥満の女性たちに『ニューヨークタイムズ』の記事、肥満の従業員らに対し、雇用主による差別だ待遇が始まっているを読んでもらいました。この記事を読んだ女性たちは(今度こそ減量すると誓っていたにもかかわらず)、全く別の職場問題に関する記事を読んだ肥満女性たちに比べて2倍のカロリー量のジャンクフードを食べてしまいました。恐怖、不名誉、自己批判、恥 そのようなネガティブな感情を人々に抱かせれば、健康状態を改善するための強力な動機づけになるだろうと、多くの医療従事者は考えている。しかし、科学的な実験を行ってみると正に問題行動に走ってしまうのです。

出典:『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(ケリー・マクゴニガル著/大和書房)
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2017年2月 7日 (火)

いつもと違う自分に気づくこと!メンタルへルスシリーズ(5)

前回はストレスは悪いことばかりではないことを書きました。そうは言っても度を越えてしまうと上手く対処が出来ず様々な異変に襲われることがあります。そんな時には要注意!ちょっと疲れているだけと過信は禁物です。ブログ筆者の場合は顕著に身体に現れます。身体は正直なんだなとつくづく思います。皆さんは下記の項目大丈夫でしょうか?

まずは、いつもと違う自分に気づくこと!
1、悲しい、憂鬱な気分、沈んだ気分
2、何事にも興味がわかず、楽しくない
3、疲れやすく、元気がない(だるい)
4、気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう、何もする気がしない)
5、寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
6、食欲がなくなる
7、人に会いたくなくなる
9、夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
10、失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
11、自分を責め、自分には価値がないと感じる など
出典:厚生労働省「うつ対策推進マニュアル―都道府県・市町村職員のためにより

上記のような症状が2週間続くと“おかしい!”と思うこと
そのままにせず誰かに相談してみる、またはカウンセリングを受けてみる、専門医で受診するなどの対処が必要になってきます。また、職場であればあなたでなくても、回りに上記のような症状の同僚がいたら率先して声がけをすることも大事です。早期の対策を取ることでメンタルへルス疾患の未然防止になります。

●もし、これらを「ちょっと調子がわるいだけ」とスルーしているとその先に・・・
いわゆる「うつ病」「」パニック症候群」「PTSD」などに掛かってしまうことがあります。ブログ筆者も「ちょっと調子がわるいだけ」で今まで過ごしてきたように思います。流石に2週間はないので、軽いストレス反応だったりするのでしょう。そして、その時は微熱があっても根性で必ずと言っていいほど乗り切ります。でも、あとになって大きなダメージとなって返ってきます。口と鼻の粘膜はぐちゃぐちゃでたまに抗生物質のお世話になることも否めません。身体は正直ですから、自分だけは大丈夫と過信は禁物ですね。

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2017年1月31日 (火)

「ストレス」は悪い事ばかりではない メンタルへルスシリーズ(4)

前回はストレス対処法について書きましたが、ストレスは決して悪いことばかりではありません。むしろ、ストレスの無い人よりストレスがある人の方が幸福度が高いとの実験結果もあるようです。ストレスは時に私たちに勇気を与えてくれたり好奇心や行動力をアップさせてくれることもしばしばあることをご紹介します。

幼少期のストレスはどのような影響をもたらすのか?
スタンフォード大学の生物学者カレン・パーカー氏はリスザルを用いた実験で、ストレスを与えるため子ザルを母ザルから引き離した。そして、1日1時間、1匹で過ごさせるようにし、その後の成長を観察した。パーカー氏の予想は「幼児期にストレスを受けた子ザルは情緒不安定になる」というものだったが、結果はまるで逆のものとなった。

幼少期のストレスは逆境に打ち勝つ力をつける
子ザルたちは成長するにつれ、普通に育てられた子ザルよりも物怖じしない性格となり、行動力や好奇心あふれる様子を見せた。また、問題を与えられてもすぐに解いてしまい青年期になると自制心(自分自身の感情や欲望などをうまく抑えたりコントロールしたりする気持ちや精神力のこと)を発揮。人間の場合も同様と考えられる。

慣れない人前でのスピーチの祭、まずは落ち着こうは正解?
沢山の人前でのスピーチは緊張で頭の中は真っ白!不安でいっぱい!うまくいくかどうか自信がなくなって「まずは落ち着こう」と思う人は多いのではないか。ハーバード・ビジネススクールのアリソン・ウッド・ブルックス教授は数百人を対象に質問をしたところ、91%の人が心を落ち着かせることがもっとも効果的だと答えた。しかし・・・

不安を受け入れると勇気を生み出す反応へと変化する
ストレスをいう観点からみると「心を落ち着かせる」のはあまり意味がない。アリソン・ウッド・ブルックス氏の実験で、スピーチを行う前に「私は落ち着いている」と自分に言い聞かせた人よりも「私はワクワクしている」と言い聞かせた人のほうが不安はあっても自信が生まれ、聴衆からの評価も高かったとの結果がある。

何をしていいのか分からない、上手く出来る自信が無くても大丈夫!
試験でもスポーツでもむしろストレスを前向きに捉えたほうが自信が高まり、能力を発揮しやすくなる。不安を受け入れると、意識とはまた別のところで身体も変わる。何をすべきかが分からない、上手く出来る自信が無くても、受け入れさえすればあきらめずに頑張る力が生まれる

●上記のことからもストレスは勇気や行動力、好奇心、自制心、あきらめない力などを私たちにもたらしてくれるようです。ブログ筆者は大きな講演などでもあまり焦ったりドキドキしたりといった緊張はしません。なぜならば私にとっては話すことが仕事、つまり“日常”だからです。しかし、プレッシャーは感じます。そんな時なかなかワクワクまでは難しいのが正直なところですが、「楽しもう!自分が楽しくないと聴いてくれている人はもっと楽しくないはず」と思って臨むようにしています。

※参考文献:『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(ケリー・マクゴニガル著/大和書房) 『大人のメンタルへルス常識』(トキオ・ナレッジ著/宝島社)

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2017年1月25日 (水)

「ストレス」の対処法について メンタルへルスシリーズ(3)

本来、私たちにはストレスに対して適応力があると言われています。ブログ筆者はメンタルへルス対策研修ではよくゴムボールを使って説明します。ゴムボールを指で押すと凹みます。これがストレス状態。ストレスの原因は指からの力です。そして、ボールは勝手に押し返してきます。これが適応力です。ストレス反応とも言います。

人間もボールと同じで自らストレスを押し返します。でも・・・
ストレスがか掛かり過ぎると自ら押し返すことが出来なくなります。すると「心の病気」に掛かってしまいます。いわゆる「うつ病」や「パニック症候群」などです。そうならないように自分なりのストレス対処法を知っておきましょう。対処法では○○型というように様々な分け方があります。専門家によっても異なりますが、下記は一例です。

闘争型:ストレスを押し返す(※)
ストレスに対して立ち向かい、はねつけて押し返そうとする心の力です。ストレス耐性ともいわれていますが、欲求不満や葛藤などに耐えて乗り越えようとするメカニズムです。例えば「我慢する」というのもこの闘争型の一つです。我慢することによって、ストレスの解決にはつながりますが、残念ながら我慢には限界があります。

防衛型:ストレスを逃がす(※)
ストレス状態になったとき、自分の心のありようをうまく変形させてストレスを逃がしていく方法です。例えば「まぁいいか。別の考え方もあるし」と思うのは代表的な
逃がし方で、別の方向から見る大切な考え方です。物事の味方や考え方を変えて乗り越えようとするメカニズムです。このやり方は手軽に出来ますが、習得するには時間がかかります。

発散型:ストレスを抜く(※)
ストレスを感じて自分の心がいっぱいになったとき、休憩やスポーツなどしてガス抜きをする方法です。これは、心の中にたまったものを言葉にしたり、行動することによって発散し乗り越えようとするメカニズムです。同僚や友だちに愚痴を言ったり、美味しいものを食べたりすることで発散することができます。この方法は容易に習得できますが、お金がかかります。

●ブログ筆者は普段は専ら発散型が多いように思います。飲めないのでお酒では発散できませんが、景色の良い場所をウォーキングしたり、ホットヨガに通ったりしています。また、防衛型も大いに活用しています。「まぁいいか、そういう考え方もあるよね」と。これは「相手の立場を理解する」や「~するべき論の枠を広げる」ことでもあります。そうすることで上手くいかなかったコミュニケーションも機能し始めたりします。皆さんは普段どの方法が多いですか?ストレスの要因によっても対処法は異なるでしょうが、自分にあった対処法でストレスと上手に付き合うようにしてください。

※出典:『こころのケアのコミュニケーション』(大槻久美子著/学習社の友)

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