「いいチーム」構成メンバーの条件とは
『超チーム力』(リッチ・いいチームになるための構成メンバーに求められるキャラを、ビジネス面から「いい人」「マネジャー」「専門家」「プロ人材」「企業家人材」「経営人材」の6タイプとする見方とは別に、ベルビンという研究者は、チームが有効に機能するためにはチーム内で9つの役割を果たす必要があり、9つの役割バランスを維持する必要があると述べています。
ベルビンの「9つの役割タイプ」モデル
① まとめ役:人を方向付けるリーダーであり、受容的で支配的な人である。
② 形作る人:タスクに焦点を当てるリーダーであり、目的を達成することに注力することによって他者がチームの目的を達成することを形作る人である。
③ 種まく人:高いIQを特徴とする専門的なアイデアをつくる人である。
④ 調査者:社交的で熱意があり、連携する仕事を得意とする人である。
⑤ 実行する人:外部の仕事を意識しており、きちんとした真面目な人である。
⑥ 管理評価者:判断力があり慎重で聡明な人である。
⑦ チームのために働く人:潜在的コンフリクト(論争・争い・衝突など)を避けるために仲介をする人である。
⑧ 完成させる人:細かいことに注意を払い、完成させる人である。
⑨ 専門家:チームであまり得られないような知識や技術的なスキルを提供してくれる人である。
チーム理論の第一人者メレディス・ベルビン博士は、小規模チームを4~6人の集団と定義し、その規模こそがチームが最もうまく機能する「スイートスポット」だと論じた。さらに、4~10人からなる集団が発する文化的メッセージは、人数が増えるたび変わるという。
4人・・・「私たちはバランスの取れたチームであり、合意形成を得意とします」
5人・・・「メンバーのうち1人が異質の存在である傾向があります」
6人・・・「合意形成には時間がかかりますが、最後には必ずたどり着きます」
7人・・・「たくさんの結果を生み出しますが、一貫性がありません」
8人・・・「メンバーは自由に話をしますが、誰も人の話を聞きません」
9人・・・「誰かが指揮をしてくれれば、うまくいくチームです」
10人・・・「一人のリーダーが出現しますが、リーダーのアイデアは平凡なものばかりです」
「7±2」人チーム
強固な構造をもつペアやトリオとは違い、4人以上の理想的なチームサイズの定義はずっと曖昧になる。まず、中規模チームの最小レベルは「7±2」人。この段階では1つの「集団」になり、初めて内部にリーダーが生まれることになる。ペアを除けば、私たちが日々の生活の中で出会う優秀な小規模チームのほとんどが、5人から9人で構成されている。
まわりを見渡せば、世界は「7±2」人チームであふれている。企業の役員会、ベンチャーキャピタルのパートナーや小規模な能率事務所、多くのスポーツチーム(5人のバスケ、6人のバレーボール、7人の水球・ハンドボール、8人〈エイト〉のボート競技)。もう少し人数が増えると「15±3」人チームというわずかに明確な人数区分のチームが登場する。
※参考文献:『チームビルディング 働きがいのある最高のチーム作り』(猪俣正雄&李 超共著/中央経済社刊)
カールガード&マイケル・S・マローン共著/ハーバーコリンズ・ジャパン刊)
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